薬が作用するプロセス

体内における薬の動き、つまり効き目が現われるまでのプロセスをキチンと理解しておけば、薬の選び方、使用法を間違えることは無いでしょう。口から飲んだ内服薬が、血液の流れにのって全身に運ばれ、患部に達して役目を終え、体外に排泄されるまでには、次の4つのプロセスがあります。

@小腸で吸収される
食道を通り胃に入った錠剤やカプセル剤などは、薬と一緒に飲んだ温めの白湯や水と胃酸によって、壊れたり溶けたりします。この水溶液は胃の蠕動運動で小腸へ送られます。

A心臓から全身に分布される
小腸で吸収された薬の大部分は、静脈に入り腸の血液を集めた門脈を通って血流に乗り、心臓に到達します。心臓から全身に分配され、病変部位で作用します。

B肝臓で代謝される
肝臓は、口から入ってきた薬や、体が必要としない物質を解毒する働きをしています。この無毒化作用を代謝といいます。

C腎臓から排泄される
役目を終えた薬は腎臓から尿と一緒に体外へ排泄されます。早く体外へ排泄される薬は作用持続時間が比較的短く、長い時間をかけて排泄されるものは持続時間が長いという特徴があります。